2022年5月に日商簿記検定3級を取得しました。
youtubeの動画と本2冊で勉強して、電卓もお手頃なものを購入したので、あまりお金をかけずに取得できました。
どのように勉強したか忘れないように記録しておこうと思います。
最初に簿記についてや試験の形式などの説明があるので、ご存じの方はこちらを押して飛ばしてください。
そもそも簿記とは
うまく説明できないので引用してしますが、
簿記とは何か、簡単に説明すると、日々の企業のお金の出入りや取引を記録(帳簿記入)し、一定の期間(通常は1年)ごとに決算を行い、報告書にまとめる作業のことです。
https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/44991/
簿記を学ぶことで、日々の取引などの記録のルールを知り、まとめ方のルールを知ることができます。
簿記を学ぶメリット
簿記を学ぶメリットでまず思い浮かぶのは、会社の経理として働くことができるということです。
その他にも、決算書を読む基礎ができるので、投資の際に参考にしたりできます。
あとは取引先の経営状態を判断できる・経理以外でも簿記の知識は活かせる・就活や転職活動で資格があると有利、といったこともあるようです。
簿記3級とは
簿記検定は、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類があります。
その中でも日商簿記が一番メジャーです。日本商工会議所と各地の商工会議所が主催しています。
日商簿記は1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級と5種類あるようですが、3級から受けるのが一般的なようです。
受験方法
今は、従来型のペーパー試験(統一試験)以外にもネット試験(CBT方式)も選べます。
統一試験(ペーパー試験)
年3回の試験日があります。
試験会場に受験者が集まり、答案用紙に手で書き込むよくあるタイプの試験です。
ネット試験
年中ほぼいつでも受けることができます(統一試験の前後10日ほどは受けられません)
試験の3日ほど前までに申し込めばいいので、先々の予定がわからなくても申し込みやすいです(もちろん受験会場の受験したい時間帯に空きがないといけませんが)。自分のペースで勉強して、準備ができたタイミングで申し込むこともできます。
また全国にたくさんの会場があるため、かなり気軽に受験することができます。会場はテストセンターやパソコン教室などです。
CBT方式のため、答えはパソコンに入力します。(計算は持参した電卓で行い、計算用紙なども配られます。
試験終了した瞬間に合否がパソコンの画面に表示されます。もし不合格でもすぐに分かり、また3日後の再試験を申し込むこともできます。
なぜ、どのように試験を受けたか
今回日商簿記3級のネット試験を受けてきました。
なぜ簿記の資格を受けたか
簿記3級を受けることにした理由ですが、一番の理由は簿記が面白く感じたからです。
「複式簿記は人類最大の発明だ」 と、ゲーテが言ったとかなんとか言われていますが、それもよく分かる気がします。
youtubeの動画を試しに見てみたらとても興味深く、もっと勉強してみたいと感じました。そしてどうせ勉強するなら資格もとってしまおうと思ったのです。
前から取ろうと思っているFP3級は、勉強してもあまり面白く感じないので後回しになっています。
あとは、株式投資をする際に決算書をもっと理解できるのではないかとも思いました。
ネット試験について
統一試験まで待つのも嫌でしたし、ネット試験ならば行きやすい会場と時間帯を選べるのも大きいでcす。
CBT方式も、人によっては慣れないと思いますが、普段からパソコンは使っているので手書きよりも慣れているというのもあります。
またこのご時世なので、人がたくさん集まる統一試験は避けたいというのもありました。
勉強方法
勉強期間は約1ヶ月。youtubeの動画と、購入した問題集と補助の教科書で勉強しました。
先に一通り学びたかったのでyoutubeの動画を全部通しでみました。
その後問題集の基本問題を解き、間違えたところや曖昧なところは教科書を確認しました。問題集を解く中で、電卓も使いこなせるようにしていきました。
試験直前には予想問題を解いて最終確認をしました。
youtube動画:ふくしままさゆきさんの動画
youtubeの動画は、このふくしままさゆきさんの一連の動画で勉強しました。
わかりやすいのと、動画内や概要欄にある練習問題が暗算でできるものばかりなのが良かったです。(動画をみるために電卓が必要となると、やはり心理的なハードルが高くなるので)
参考書、問題集
教科書と問題集はこちらのシリーズにしました。
スッキリわかる 日商簿記3級や合格テキスト 日商簿記3級といった本も人気がありそうでしたが、このみんなが欲しかった! 簿記の教科書シリーズに決めました。
その理由は、「スッキリわかる 日商簿記3級はポップでわかりやすいけどまとめすぎて網羅性が低い」「合格テキスト 日商簿記3級は網羅的に情報が記載されているが、堅苦しい」というようなレビューをみたからです。
その点、みんなが欲しかった! 簿記の教科書はオールカラーで見やすく、十分な情報量がありちょうどよかったです。
また、ネット試験を体験できる「模擬試験プログラム」があったのもよかったです。
電卓
電卓はシャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N732KXを購入しました。
お手頃な価格で簿記3級に必要な機能が揃っています。
もちろん簿記の試験でも使えます。(音が鳴ったり電子手帳タイプのものなど、使用できない電卓もあります。)
電卓は小さすぎても押し間違いに繋がるのでそれなりの大きさがあったほうがいいです。
また、多く電卓を販売しているのはカシオとシャープですが、メーカーに寄ってキーの配置に違いがあります。
カシオの電卓では数字をクリアするC/CEボタンが数字の近くにあり、シャープの電卓では数字と離れたところにあります。カシオにもメリットがあるようですが、数字を打っている最中に間違ってクリアボタンを押すミスが怖かったので、シャープのものにしました。
簿記2級を目指す場合は日数計算機能がついている電卓がいいようですが、そこまで目指すか分からなかったので今回は値段の安さをとりました。
結果
結果は97点。70点以上で合格なので、無事合格できました。
間違えたのは第1問という、基本問題の部分でした。(数学でいうただの計算問題みたいなもの)
なぜ間違えたかは気になるものの、ネット試験ではどの問題を間違えたかは知らされないので、あまり気にしても仕方ないかと思っています。
勉強して思ったこと
簿記という学問はやっぱり面白いと思うので、簿記2級もとってみたいとは思っています。
ただ勉強の範囲が広がることと、どうしたって本業とはほぼ無関係なので悩むところではあります。
また、投資に役立つと思っていましたが、簿記3級を勉強しただけでは難しそうです。
簿記3級を勉強することで決算書をどう作成するかが分かり、財務諸表の数字は理解しやすくはなりました。でもその数字をどう判断するかとなると、やはりもっと勉強が必要だなと感じました。
まとめ
簿記とはどういうものかとか、日商簿記3級に受かるためにどう勉強したかなどを書きました。
どなたかの参考になれば幸いです。
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